前期型NSX（NA1）にお乗りの方ならわかると思いますが、NA1はれっきとしたスーパースポーツカーなのに、排気音が少しこもった様な音がします。
- 僕のNA1はマフラーだけフルチタンのものに交換されているので、
- 排気音がこもっているなと強く感じることはありませんが、
- 何か物足りなさを感じておりました。
調べてみると、NA1の純正エキマニは、各シリンダーからの排気がすぐに1本の配管に合流してしまう様な非常に抜けの悪いエキマニであることが分かりました！
後期型（NA2）になってから、このエキマニは等長とは言い切れないものの、ステンレス製のタコアシエキマニに改善されました。僕自身、「NA1エキマニは抜けが悪い」という事を知ってから、社外のエキマニを導入しようと考えていました。
しかし、行きつけのGRFさんから「NA1に付けれるように加工したNA2用エキマニあるよ」とご連絡いただいたので、お言葉に甘えてNA2用エキマニを僕のNA1に取り付ける事にしました！笑
エキマニを変えてみたいなと考えている方々にとって、少しでもタコアシエキマニの良さが伝われば幸いです！
前期エキマニと後期エキマニ
まずは、前期エキマニと後期エキマニを見比べてみましょう。
上のエキマニが後期エキマニのフロントバンク部分、下側が前期エキマニのフロントバンク部分になります。
前期型エキマニは、3つの排気がすぐに1本の配管に集合して詰まりそうな、非常に抜けが悪い形状になっていますね…。
後期型エキマニは、前期型エキマニに比べて排気効率が良さそうな形状をしていますね！
こちらは、こちらはエキマニのリアバンク側になります。写真左が前期型、写真右が後期型です。等長エキマニは言えませんが、前期型エキマニに比べたらリアバン側も形状的に排気効率が良くなりそうです。
後期型エキマニの前期加工品は、過去にT3TECさんにて制作されたものとのことで、今も制作されているのかは不明です。
価格は10万円で、社外品のエキマニを購入するよりは大分コストを抑える事ができました。
エキマニ取り付け
作業については、大阪府にあるGRFさんと言う所にお願いしました！GRFさんは
- 定期的に作業進捗を共有してくれながら、
- どこが悪くて、次どうしたら良いかを、具体的に教えてくれる
- NSXオーナーにとっては、非常に心強いショップさんです！
NSXのような、一昔前のスポーツカーは専門性の高いショップに作業をお願いしたい！と考えるのが普通だと思います。
GRFさんは、作業も非常に丁寧ですし、ダメな所を隠さず、しっかりと伝えてくれるので信頼することができるショップさんだと思います！
ここでは、作業の経過を写真に納めてもらったので、そちらをお見せ致します。
前期型エキマニ 排気がすぐ詰まってしまいそうな形状…
後期型エキマニ 数字では分かりませんが、前期型に比べて効率は良くなっていそう。それよりもエンジンオイルの漏れが気になります…
こちらはエキマニ交換完了後の写真 元々は触ストの状態でしたが、今後のことも考えて純正触媒を取り付けていただきました交換後インプレッション
交換後に、一般道〜高速道路と500kmほど走行しましたが、排気音に劇的な変化があることが体感できました！
触スト→純正触媒なので1対1の比較ができておりませんが、エンジンをかけた後、アクセルを踏み、VTECに入るまでの過渡期に大きな変化があることが感じられます。
純正触媒を装着しているにも関わらず、大きな音が背後から聞こえているので、エキマニ交換により排気効率が良くなっていることが推察されます。
さらに、VTECに入った後も変化がありました！エキマニ交換前はどこか籠ったような音質でしたが、後期エキマニは回転数を上げるほどに高くて大きい音が聞こえてきます。
この甲高い音が聞きたくて、高速の合流等で2速で引っ張ってしまっています笑
後期型純正エキマニは、完全な等長形状でないため、社外品の様に揃った音質ではありませんが、コストも考えると十分に満足のいく内容だったと考えています！
まとめ
今回は、ブレーキの後期化と同時に行ったエキマニの後期化について書かせていただきましたがいかがでしたでしょうか？
後期型エキマニの前期流用加工品は、常にショップで販売している商品ではないと思う（僕は運が良かったです）ので、すぐに皆さんができる内容ではありませんので、気になる方は、T3TECさんに直接ご確認いただくか、社外エキマニを選ぶの選択肢になるかと思います。
社外エキマニの方がより揃った音質になると思います！後期純正エキマニは等長ではありませんが、コストの事も考えると、非常におすすめできるメニューだと思います！
社外等長エキマニもお勧め
NA2の加工エキマニを流用出来なかったら、KSP製の「NSX専用等長エキゾーストマニホールド」を導入する予定でした！
KSP公式HPより引用KSPさんのエキマニは、NA1の100~130型専用に製作されたステンレス製等長エキゾーストマニーホールドです。このエキマニは、
- 集合部までの距離を考えて制作されているため、独自の長さで高回転高出力を狙うことが出来ます。
- そのため、確実なパワーアップとトルクアップが実現できる
て製作。独自の長さで高回転高出力を狙います。
確実なパワーアップとトルクアップを実現します。
KSP各計測器においてパワーアップ、トルクアップも実証されています。確実に感動が得られるエキゾーストマニホールドです。
V6シリンダーの排気音がそろったエキゾーストサウンドも魅力的です。
また集合部の内部構造や接続部の構造に拘りエンジン振動や駆動系の揺動のため発生するストレスからエキマニ自身とマフラーを守る構造です。
ボディー各部とのクリアランス、地上高なども十分考慮されています。
採用するステンレス素材に関しても、よくあるSUS304材ではなく、製品の性格として最適と考える「SUS442」という素材を採用しています。これにより熱膨張などの理由による製品破損のリスクを飛躍的に回避する事に成功しています。
O2センサーのハーネスを切断せずにカプラーオンで行える専用延長ハーネスも付属しています。
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